創業時に融資を受けるかどうかは、
起業家のみなさんが迷うポイントのひとつ。
会社設立当初には、何かとお金が必要です。
私は、金融機関から融資してもらえる事業計画、
資金計画、返済計画があるなら、
事業資金をうけるべきと考えます。
なぜなら……
事業がうまくいかず、資金がショートしそうな状況……
つまり、お金を借りたい状況では、
金融機関からお金を借りるハードルが上がるからです。
「銀行は雨の日に傘を貸さない」と言われています。
銀行は、業績がいい時には
「どうぞ借りてください!」
というスタンスですが、
会社設立後に業績が悪くなり、資金繰りに困っている状況では、
途端に貸してくれなくなります。
もちろん、返済能力がみられない事業者に、
進んでお金を貸すことが難しいのは理解できますが……。
創業時は、言ってみれば、事業計画の実現可能性に対して
融資をしてもらうわけです。
創業時は、プラスに評価されるような実績は持っていませんが、
赤字ではない!
つまり、借りやすい状況です。
事業をはじめるなら、できる限り資金を用意しておきたいものです。
いくら事前に出費を想定していても、想定外の出費が重なるものです。
(私も開業時は想定以上に出費がありました……。)
そんなとき、事業資金が潤沢であれば、安心です!
また、最初に予定していた事業計画通りに
売り上げが上がらなかった場合でも、
資金潤沢であれば、別の一手が打ちやすくなります。
ですから 、
「借りられるタイミングで借りておく」
という考え方もひとつです。
資金があることで、事業の拡大可能性も高くなるでしょう。
ただし!!
融資=借金
です。
返していくものですから、
自分の事業に合わせた融資を受けることが前提。
上手に融資を活用して、円滑に事業運営を行いましょう!