みなさんこんにちは。
東京中央区勝どきの行政書士事務所
岡田行政書士事務所
行政書士の岡田愛香です。
先日、開業17年のベテラン行政書士の先生から
「会社設立時の業務をやってきて、資本金を現物出資でするケースは一度もない」
「現物出資での会社設立は、かなりのレアケース」
というお話を聞き驚きました。
私が一番最初にお手伝いした、会社設立手続き、定款認証業務はそのレアケースでした。
現物出資での株式会社設立のお手伝いをしたのです。
最初に受任したお仕事が、17年の士業経験のあるベテラン先生も出会ったことがない珍しい内容だったとは驚きです。
ところで、「1円あれば株式会社が設立できる」と謳われていましたが……。実際には、1円で会社を設立するのは難しい。
例えば、営業先で名刺交換をした相手のHPの会社概要欄が「資本金 1円」となっていたら「取引をしても大丈夫なのか……」不安になりますよね。
実際には、100万円以上から、多くは300万円以上の資本金で株式会社を設立されるケースが
多いように思います。
ただ、資本金の額は、事業内容や、会社の形態などにより決まるものです。
また、会社設立の際に必要な資本金の額が決まっている場合もあります。
例えば、外国人の方が経営管理ビザで、個人で会社を設立する場合は資本金500万円以上が必要です。
株式会社を設立する際に、資本金の額をいくらにするか悩んだときに「いくらが一般的なのか?」と考えがちですが、自分の会社を経営していくためには、どのくらい資本金が必要かと考え始めるのが正しいはずです。
自分の事業のことは、自分が一番よくわかっているものです。
会社設立後は、思わぬ出費が出てくるもので、そういった状況も考慮して、準備していきたいですね。